10月アクラス研修のお知らせ「コーパスからのデータを授業に生かす!『日本語教育のための文法コロケーションハンドブック』活用術」(講師:中俣尚己)

10月のアクラス研修のお知らせです。より良い授業をめざして、『日本語教育のための文法コロケーションハンドブック』の効果的な使い方について話していただきます。 Continue reading »

8月アクラス研修「介護の日本語ー日本語教師が教えられること」(三橋麻子・丸山真貴子)

8月アクラス研修のお知らせです。これまでにも2回ほど介護の日本語教育に関する研修をしてきましたが、今年また取り上げることとしました。それは、技能実習制度に介護分野が加わったこと、留学生が介護分野で活躍する道が広がっていること等、さまざまな理由があります。 Continue reading »

「ブルックス文庫」&絵本『いのちの花』(日本語版、英語版)のご紹介

先日、オックスフォードブルックス大学で長く教鞭を取っていらした穴井宰子さんがアクラスに見えました。そして3冊のすてきな本をプレゼントしてくださいました。

①読み教材「ブルックス文庫」A2教材(編集:イレーネ・ヒル、監修:穴井宰子)ブルックス文庫

 「紫式部」「赤い蝋燭と人魚」「俳句」「二又トンネルの爆発」

②『いのちの花』

文:そのだひさこ    絵:丸木俊

題字:丸木位里

③『いのちの花』英語版

文:そのだひさこ    絵:丸木俊

題字:丸木位里   翻訳:Ian Neary

 

①の「ブルックス文庫」は、 どの作品も素晴らしいものですが、ずっと以前から留学生の俳句に取り組んできた者としては「俳句」に惹かれました。いくつかご紹介しましょう。

この道やゆく人なしに秋の暮れ  松尾芭蕉

隅の蜘蛛案じな煤はとらぬぞよ  小林一茶

腸に春滴るや粥の味       夏目漱石芭蕉のページpng

                   

穴井さんの許可を得て、芭蕉の句のページをご紹介します。クリス・ベケットさんの「俳句と私」も興味深い読み物です。

なお、「ブルックス文庫」に関しては、以前ご紹介しています。こちらをご覧ください。

「イギリス生まれの『ブルックス文庫』(日本語読み教材)、新しい仲間レベル1、誕生!」

 http://www.acras.jp/?p=4769(2015/10)

 

②③の『いのちの花』に関しては、穴井さんが説明文をくださいました。どうぞご覧ください。IMG_6499

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  「いのち」がひるがえり、生きつづけている話を絵本にしたかった と作者のそのださんは言っています。江戸時代寛政十二年に起こった無罪で処刑されたという被差別部落の若い五人衆の伝承をそのださんは詩に書き、絵本にしたいと十六年前に日本語版で、そして昨年英語版で自費出版されました。絵本の「絵」は「原爆の図」の画家の丸木俊さん。絵本誕生までの経緯は「いのちの花」の後書に記されています。

 今日はこの「いのちの花」の原画展にいってきました。
原画の色彩の美しさはそれは目を見張るものです。そして大型本というサイズにこだわって出版されたそのださんの気持ちもよくわかりました。絵本は本当に原画の素晴らしさを失うことなく出来上がっているのです。
   今、この素晴らしい絵本が世界中で読まれることを願っています。
穴井宰子

4月アクラス研修の報告レポート(<著者との対話>『日本語教育に役立つ心理学入門』)

4月のアクラス研修「<著者との対話>『日本語教育に役立つ心理学入門』」(福田倫子さん&向山陽子さん)の報告レポートです。 Continue reading »

6月アクラス研修「音声教育ができるだけでは、教師として成立しないよね」(講師:河野俊之)

6月のアクラス研修は、音声教育を取り上げます。講師は河野俊之さん、テーマは「音声教育ができるだけでは、教師として成立しないよね」です。講師からのメッセージを、どうぞご覧ください。

 

6月アクラス研修のお知らせ ➡ アクラス研修2018.6.15 

 

■日時  2018年6月15日(金)18時30分~20時30分

■講師  河野俊之さん(横浜国立大学教育学部教授)

■テーマ 「音声教育ができるだけでは、教師として成立しないよね」

♪   ♪   ♪

 

講師からのメッセージ

音声教育ができるだけでは日本語教師として成立しません。1コマ全部を音声教育に充てることは考えにくいでしょう。

 一方で,音声教育が苦手という教師が多いのも事実です。さらに,発音が苦手でなかなか上達しない学習者に対して「耳が悪い」「勘が悪い」などと陰で言う教師もいるようです。しかし,そこでは,教師が,知識を伝達したり,モデルを示したりするしかできていないということがありえます。それを超えるためには,学習者の学びに寄り添い支援することが重要です。これは,音声教育に限らず,日本語教育一般に言えます。

 講師が現在,音声教育について,考え,実践していることを紹介しながら,音声教育,そして,日本語教師の能力向上について考えていきましょう。

栃木県における「やさしい日本語」活動~オリジナルバッジも作りました!~

2月3日(土)、栃木県国際交流協会主催の「日本語ボランティア情報交換会」がありました。この情報交換会は、<講話 & グループワークをとおして一緒に考えましょう!>という構成になっており、さまざまな機関の方々がつながり、主体的に学び合うことをめざして実施されています。私が関わって4回目となりますが、今回のテーマは「発話がはずむ教室づくり~適切な題材と「質問力が」決めて!~」でした。 Continue reading »

浜松日本語学院第3回特別講演:『できる日本語』でつくる「学びの共同体」~より良い学校創りをめざして~【3月21日(水・祝)】

3月21日(水・祝)に、浜松日本語学院にて第3回特別講演会<『できる日本語』でつくる「学びの共同体」~より良い学校創りをめざして~>を実施します。これまで、以下のように実施してきました。 Continue reading »

2月アクラス研修の報告レポート「穴埋め俳句による留学生と日本人との協働学習~俳句には日本文化が詰まってる~

2月アクラス研修「穴埋め俳句による留学生と日本人との協働学習~俳句には日本文化が詰まってる~」の報告記事です。今回は、千葉国際学院の中村香理さんがレポーターを務めてくださいました。どうぞご覧ください。 Continue reading »

第2回「日本語教育オンライン・ワールド・カフェ」のご報告(2018.1.13)

1月13日に、第2回の「日本語教育オンライン・ワールド・カフェ」が行われました。第1回は、昨年6月25日に実施され、主宰者の荻野雅由さんがとても詳しい報告記事を書いてくださっています。ぜひご覧ください。(Zoomそのものについての説明や参考文献なども載っています)。 Continue reading »

留学生の句会 ―伝える思い 初めての日本の秋―(作成:森節子)

今日、イーストウエスト日本語学校で教える森節子さんから、俳句授業に関する記事が届きました。森さんは、毎年ご自身がわくわくしながら、俳句授業をしていらっしゃいます。「一度、俳句の授業レポートを書いてくださいませんか」とお願いしたところ、あるクラスの授業レポートを書いてくださいました。どうぞご覧ください。 Continue reading »