小倉「日本語教師ブラッシュアップセミナー」のご報告

溝部さんの司会でいよいよスタート!

9月8日の土曜日、小倉にある北九州YMCA日本語学校にて、「日本語教師ブラッシュアップセミナー」を行いました。私がお伝えしたいことは「教科書が変わると、教師が変わる。教師が変わると、学習者が変わる」ということでした。もちろんどんな教科書でも教師の使い方次第、つまりは教師の考え方一つでどんな教科書でも授業が違ってきます。しかし、そうは言っても、多くの教師が目の前にある教科書に引っ張られてしまっているのが現状です。そこで、上記のような思いで、ブラッシュアップセミナーを行いました。

当日は、地元小倉だけではなく、博多、久留米、大分などからも先生方が集まってくださいました。今回は、すでに『できる日本語』を使ってくださっている先生方から事前に質問事項をあげていただき、それに対する回答を交えながら話を進めていきました。こうした質問項目とそれに対する回答に関しては、いずれホームページなどに載せていきたいと思っています。

ブラッシュアップセミナーの内容は以下のとおりです。

1.『できる日本語』とは、どんな教科書なのか?

2.『できる日本語』を使って、どう授業を進めるのか?

3.どんな副教材があるのか?

4.まとめ

5.質疑応答

今回のセミナーでは、副教材のうち『わたしのことばノート』と『漢字たまご』を使って、グループで話し合いをしました。漢字学習に関するコメントもいろいろ出てきました。

参加者にインタビュー

◆な~るほど、自律的な学びって、こういうことなんですね。

◆漢字学習を、<サインとしての漢字><読めればいい漢字>、そして<読めて書ける漢字>と3つに分けて学ぶという発想はありませんでした。新鮮でした。

◆どれだけ沢山漢字を知っているかが大切なのではなく、「漢字の学び方を学ぶ」ことが

大切なんですねえ~~~。

今回も大勢の先生方と「できる日本語」の考えに基づく教育実践を通して、さまざまな「対話」をすることができ、有意義な時間でした。

グループで話し合い